ゼラチンについて
ゼラチンは、タンパク質の一種であるコラーゲンから抽出したものです。このコラーゲンは人間の体内にも存在し、主に、骨・皮・腱などに含まれ、人間のからだのタンパク質の約1/3がコラーゲンです。
ゼラチンの原料としてはタンパク質を多く含むものであれば原料として用いることができますが、安定的に供給されるものとして牛の骨・皮、豚の皮が使用されています。
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ゼラチンは他のゲル化剤にくらべて低温で溶かしてゲルにできる、特長ある機能を持ったタンパク質です。
ゼラチンはアレルギー性が低い食材として知られています。
ニッピではBSEの危険性がない原料と製造工程を経た、安全性の高い食材としてお届けしています。
リハビリ用医療食材
現在写真用、医薬用、食品用、工業用に使用されている用途のほかに、新規用途として、リハビリ用医療食材としてのゼラチンが注目されています。
摂食・嚥下(えんげ)障害 : これはものを食するときに飲み込むことが困難になり、飲み込む機能が低下してくると誤嚥し、肺に食物が入り込むなど食事が不自由になります。従来はチューブで流動食を補給する方法を用いていましたが、リハビリを行い飲み込む力を回復させる方向に力点がおかれ始め、それにはゼラチン食が有効であることが判明してきました。 水分補給、栄養補給の観点からお茶ゼリー、カボチャゼリーなど提供することにより機能を回復させるようになってきました。そこで作業性の便利なニッピスーパーゼラチンSSB(低エンドトキシンゼラチンシリーズ)が注目を集めています。お茶などにそのままゼラチンを振り入れるだけでゼリーができるため簡単に利用することができます。またデザートとしても用いることができるので幅広い用途に応用できます。
レンジアップ商品
ゼラチンは、溶液をゲル化させて粘性を付与させるために使用されております。口溶けが良く、離水性が少なく、透明感のあるゼリーに仕上がることがゼラチンゼリーの特徴です。食品、医薬、写真など多岐にわたる分野で利用されております。特に最近では、コンビニエンスストアの弁当や総菜等のレンジアップ商品への利用が増えております。
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